BMW M5(G90)買取・査定——PHEV化と車重増をどう評価するか、賛否が分かれるMの相場を読む

BMW M5(G90)買取・査定——PHEV化と車重増をどう評価するか、賛否が分かれるMの相場を読む

BMW M5。

高性能セダンというジャンルそのものを作り上げてきた、Mの中核をなすモデルです。そのM5が、G90型でプラグインハイブリッドになりました。V8ツインターボに電動モーターを組み合わせ、システム出力を大きく引き上げる一方で、バッテリーを積んだぶん車重は明確に増えています。

この変化をめぐって、評価は割れています。買取の現場でも、そのことははっきり感じられます。

「電動化で速くなったのだから正常進化だ」という見方と、「M5らしい軽快さが失われた」という見方。この賛否そのものが、先代F90型と新型G90型それぞれの相場に影響を与えています。

渋谷を拠点に高級輸入車の買取を専門とするスリーストーンズが、G90型M5の査定の考え方と、秋の売却判断を整理します。

本記事は、BMW M5(G90)の買取・査定に関する一般的な情報を整理したものです。

査定額は車両のコンディション・走行距離・年式・グレード・バッテリーの状態・オプション内容・市場動向によって変動します。

記事内で触れているモデルの仕様・グレード構成・パワートレインは、記事執筆時点の情報です。年次改良や仕様変更により異なる場合がありますので、最新の仕様は正規ディーラー等でご確認ください。

具体的な金額については、実車確認後のご提示となります。お気軽にお問い合わせください。

G90型M5とは何か——賛否が分かれた理由

G90型のM5は、V8ツインターボに電動モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドです。M5としては初めての構成になります。

システム出力は大きく引き上げられ、外部充電によるEV走行も可能になりました。一方で、バッテリーとモーターを搭載したことによる車重の増加は避けられず、そこが議論の的になっています。

M5というモデルは、「速いセダン」であると同時に「軽快に振り回せるセダン」であることが支持の理由でした。その軸で見たとき、車重の増加をどう受け止めるか——ここで評価が分かれているのです。

賛否が分かれることは、査定にとって悪いことなのか

意外に思われるかもしれませんが、評価が割れること自体は、必ずしも不利ではありません。

賛否があるということは、「新型を積極的に選ぶ層」と「先代を積極的に選ぶ層」が同時に存在するということです。需要が二つに分かれている状態と言い換えてもいいでしょう。

逆に、全員が新型に移ってしまえば、先代の行き先はなくなります。現在のM5をめぐる状況は、先代F90にも明確な買い手が残っているという点で、売る側にとって選択肢のある局面です。問題は、その事情を理解している業者に相談できるかどうかです。

先代F90——「最後の純内燃M5」という位置づけ

G90が電動化されたことで、先代F90には新しい意味が生まれました。

「バッテリーを積まないV8のM5」という構成が、記事執筆時点の現行ラインアップでは選びにくくなったということです。この構成を求める層にとって、F90の位置づけは相対的に上がりました。

こうした位置づけの変化は、時間をかけて相場に反映されていきます。「新型が出たから旧型は下がる」という一般論だけで判断すると、実勢と食い違うことがあります。F90をお持ちの方こそ、現状の評価を確認しておく意味があります。

BMW M5 買取査定イメージ

M5の価格帯を、一つの数字で示せない理由

「今いくらで売れるのか」を知りたいところですが、M5については先にお伝えすべきことがあります。

M5は世代ごとに性格が大きく変わってきたモデルで、掲載データからG90世代のみを正確に切り出すことができません。2026年7月時点の掲載価格帯はおおむね世代によって大きく異なる水準に及び、この幅をひとつの相場として示すと、かえって誤解を招きます。

そのうえで申し上げられるのは、M5がそのなかでも上位に位置づけられるモデルだということです。

ご自身の個体がどの水準にあるのかは、年式・グレード・走行距離・仕様を伺えばご案内できます。曖昧な数字をお示しするより、個体を確認したうえで具体的にお伝えするほうが確実です。

販売価格と買取価格は、なぜ違うのか

中古車情報サイトに掲載されている金額は、販売店が次のオーナーに販売する価格です。この金額には、仕入れ後の点検整備、保証、在庫期間、販売にかかる経費などが含まれています。

買取価格は、そこから流通に必要なコストを差し引いた水準が目安になります。つまり、掲載されている販売価格がそのまま買取価格になるわけではありません。この差がどの程度になるかは、流通量、年式、そして買い手がどれだけ付いているかによって変わります。

M5査定の評価軸——PHEVになって増えた確認項目

G90型の査定は、先代までのM5と同じ物差しでは測れません。プラグインハイブリッドであるがゆえの項目が加わったためです。

「駆動用バッテリーの状態と充電の使われ方」「充電ケーブルなど付属品の有無」「オプション構成」「タイヤ・ブレーキと整備履歴」——この4点が評価を左右します。

バッテリーと充電——M5に加わった新しい評価軸

プラグインハイブリッドは、エンジンとバッテリーの両方が評価対象になります。

駆動用バッテリーの状態、充電の頻度や使われ方、保管環境——これらは先代までのM5にはなかった確認ポイントです。一般に、適切に充電・保管されてきた個体はバッテリーの状態が保たれやすいとされています。

そして、実際の査定で見落とされやすいのが充電ケーブルなどの付属品です。M5の場合、「速さのために選んだのであって、EV走行はほとんど使っていない」というオーナー様も少なくありません。そうした場合ほど付属品の所在が曖昧になりがちなので、査定前の確認をおすすめします。

車重増が意味するもの——消耗品の見られ方が変わる

車重が増えたことは、査定の現場では具体的な形で表れます。

重い車体を止め、支える部分——つまりタイヤとブレーキの消耗が、これまで以上に注目されるということです。次のオーナーがすぐに費用を負担する部分であるため、買い手の目線はシビアになります。

タイヤの残溝と製造時期、ブレーキパッドとローターの残量は、事前に把握しておくことをおすすめします。指摘される前に自分で把握しておけば、交渉の主導権を保てます。

BMW M5 ディテールイメージ

M5の査定前に確認するバッテリーと消耗品の状態

M5を適正な価格で売却するために、査定前に押さえておきたいポイントを整理しました。

  • 充電ケーブル・付属品の所在確認:EV走行をあまり使っていない場合ほど、所在が曖昧になりがちです。欠品は減点要因になり得るため、査定前の確認が有効です
  • タイヤ・ブレーキの状態把握:車重が増えたぶん、消耗品への注目度は上がっています。残量と製造時期を確認しておきましょう
  • オプション構成の確認:カーボンパーツ、シート、ブレーキ、内装仕様など。納車時の仕様書があれば、装備を漏れなく伝えられます
  • 整備記録と純正パーツの確認:正規ディーラーの点検記録一式と、社外品に交換している場合の純正パーツの有無を確認しておきましょう

賛否が分かれる局面で高値を引き出す5ステップ

評価が分かれている今だからこそ有効な、実践的な5ステップです。

  1. 1
    自分の個体がG90かF90かを明確にする——同じM5でもパワートレインが異なります。世代を正しく伝えることが、査定の出発点です
  2. 2
    PHEVなら充電付属品を、先代なら整備記録を優先して揃える——世代によって、まず求められる書類・付属品が変わります
  3. 3
    消耗品の状態を先に把握する——車重が増えた新型では特に見られる部分です。自分で把握しておくことが、そのまま交渉力になります
  4. 4
    「賛否」を理解している専門店に相談する——需要が二つに分かれている状況です。どちらの層に向く個体なのかを説明できる業者を選んでください
  5. 5
    秋のうちに現状の評価を確認する——年末に向けて買い手が動く時期です。評価が固まりきる前の段階で、市場での位置づけを把握しておきましょう

まとめ——評価が割れているからこそ、業者選びが効く

BMW M5(G90)は、Mの中核モデルがプラグインハイブリッドへ踏み出したことを示す、節目の一台です。出力の向上と車重の増加をどう受け止めるかで、評価は割れています。

ただし、賛否が分かれていることは売る側にとって不利ではありません。新型を選ぶ層と、先代を選ぶ層が同時に存在するということだからです。問題は、その二つの需要を読み分けられる業者に相談できるかどうかです。

スリーストーンズは渋谷を拠点に、BMW Mをはじめとする高級輸入車・電動車両の買取を専門に手がけています。秋の需要期が動き出す今、まずはお気軽にご相談ください。

Q
PHEV化に否定的な意見が多いようですが、査定に響きますか?

意見が分かれていること自体は、必ずしもマイナスではありません。賛否があるということは、新型を積極的に選ぶ層と、先代を選ぶ層が同時に存在するということです。需要が二つに分かれている状態です。

重要なのは、ご自身の個体がどちらの需要に向いているかを踏まえて評価されることです。世代・年式・仕様を伺えば、現在の位置づけを具体的にご案内できます。

Q
先代F90に乗っています。急いで売ったほうがいいですか?

慌てて動く必要は必ずしもありません。G90が電動化されたことで、F90は「バッテリーを積まないV8のM5」という、現行では選びにくい構成になりました。この構成を求める層にとっては、位置づけが相対的に上がっています。

とはいえ、年式や走行距離が進めば評価は変わっていきます。「今動く根拠」と「待つリスク」の両面から、現状の見通しをご案内します。まずはご相談ください。

Q
EV走行をほとんど使っていません。バッテリーの評価は下がりますか?

使用が少ないこと自体が、直ちに減点になるわけではありません。ただし、充電ケーブルなどの付属品が揃っているかは確認項目になります。使っていないぶん、保管場所が分からなくなっているケースが実際にあります。

査定前に付属品の所在を確認しておくと、その場でスムーズに評価できます。見当たらない場合も、状況を共有いただければ適切にご案内します。

査定のご相談について|渋谷を拠点に、東京・首都圏から承っています

スリーストーンズは東京都渋谷区東に事務所を構えています。東京都内をはじめ、首都圏のお客様からご相談をいただいております。

出張査定も行っておりますが、お伺いできるかどうかは、お車と所在地を踏まえて個別にご案内しております。車種・年式・走行距離とおおよそのご住所をお知らせいただければ、対応の可否を含めてご回答します。

遠方の場合も、お写真と車両情報をお送りいただければ、おおよその評価をお伝えできます。そのうえで、実車確認の方法をご相談させてください。査定は無料です。

株式会社スリーストーンズは、
東京都渋谷区を拠点に高級輸入車の査定と買取を専門に行っております。
豊富な経験と最新の市場動向を基に大切なお車を高額で査定いたします。
渋谷区・港区・目黒区など東京23区内はもちろん、
近隣のエリアからも多くのお客様にご利用いただいております。
高級輸入車の売却や購入を検討されている方は、
ぜひ当社の無料査定サービスもご利用ください。

株式会社スリーストーンズ ロゴ

株式会社スリーストーンズ
東京都渋谷区東3-1-3 広尾ビューヒルズ1F
03-5962-7601
月曜日〜金曜日 10:00〜19:00 / 土曜日 10:00~18:00

公開日:
/ 更新日: